2015年4月26日日曜日

ベジタリアンに関してよくある質問2: エスキモーの人達にベジタリアンは無理でしょう。

So what? と聞きたくなるような、問題のすり替えのつまらない議論ですが、しかし現実に耳にする質問です。


野菜や穀物の育つ地域に住んでいる人が、

氷に囲まれて植物の生えない地域に住んでいる人を引き合いに出すのは、

ロジカルに考えられる知能を持った、正直な人間のすることではありません。


アシュラムで同じ質問があったとき、

スワミジが「I am asking YOU to be vegetarian, not Eskimos!」

と笑って返事をされていました。

(もちろんですが、アシュラム内は完全ベジタリアンです。)



ベジタリアンだからと言って、特別な食材は不要です。

いつもの行きつけのスーパーを変える必要もありません。

日本人は几帳面で、たんぱく質がどうの、体質がどうの、

と神経をすり減らしていますが、そちらの方が健康に悪そうです。

私自身はインドに来る前からベジタリアンで、アメリカと日本で住んでいましたが、

単に「肉・魚・卵を食べないだけ」でした。

何かエクストラに「する」のではなく、単に「しない」だけで、

「私はベジタリアン」を達成出来るのです。

多くの生き物の苦痛や殺戮から手を洗うことが出来るのです。

シャーンティ(心の平安)とは、要らないことを「しない」ことで達成する、

とても美しいゴールなのですよ。


たんぱく質などの栄養を補う為の、補助食品などには関心さえ持ったこともありません。

でも、動物性のもの以外で摂取カロリーを満たしているわけですから、

日本の一般の人よりも、豆類、穀物、野菜、ナッツの摂取量は多いでしょうね。

私はヴィーガンではないので、乳製品は摂取しますが、

近年にアレルギーがあることに気付いたので、

チャイ(インドのミルクティー)以外で摂取することは稀です。

ある日のプラサーダム

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