2025年12/9~19 バリ・ウブドでの勉強会
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今回は、バガヴァッド・ギーター第18章を勉強します。
人生で、手放すべきものは何なのか?手放すべきでないものは何なのか?
そもそも、なぜ手放したり、手放さなかったりしないといけないのか?
結局、何を手に入れたら、私は完全に満たされたと言えるのか?
逆に、私がこの人生で「完全に満たされた」と言えないのはなぜな...
南インドのアシュラムで毎日食べているアンナ(食べ物)を通じて、伝統的なスピリチュアル(精神的成長の為の)生活を紹介します。毎日更新中。私=アハム(aham)は、アンナム(annam)=食べ物。
2015年5月31日日曜日
2015年5月30日土曜日
2015年5月29日金曜日
インドでは料理をする際、味見をしないという件
「ヒンドゥー教は、この宇宙の全て、あなたも私も神様なので、
もちろん食べ物も食べる人も皆神様です。
だから、アハマンナム(私は食べ物)で、
その次のマントラが、アハマンナーダハ(私が食べる者)なのです。」
本文から
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日はエーカーダシーゆえに、あまり目新しい食べ物ネタは無さそうなので、
いつもとは違うトピックを書きますね。
ヒンドゥー教では、料理をしたら、まずバガヴァーンに捧げます。
そして、それをプラサーダムとして、皆でいただくのです。
(プラサーダムについては、後ほど詳しく説明しますね。)
ゆえに、一度手をつけた食べ残しをバガヴァーンに捧げるわけにはいかないので、
味見は出来ない、という論理です。
ちなみに、バガヴァーンに捧げる前に、花や食べ物の匂いを嗅ぐのも
同じことです。インドの神々は、食べ物を見るだけで、
もしくは蒸気を吸うだけで、満足するので、
匂いを嗅ぐと言うのも、食べることと同じことなのです。
ダイニング・ホールにある、 ガネーシャの神棚。 お腹の大きなガネーシャは、食べ物を供する場所でよく奉られています。 |
ゆえに、伝統的なヒンドゥーのキッチンには神棚があります。
料理をするときにも、衛生学的な清さよりも、宗教的な清さがもとめられます。
味見をしないのももちろんですし、キッチンで飲み食いするのもご法度です。
食べている途中の人がキッチンに入ることもよしとされません。
出来たご飯を、一番に神棚に捧げる。
これを「ナイヴェーディヤ」といいます。
そして、そのお下がりをいただく。
自分が食べるときも、自分の身体の中のバガヴァーン、
つまり消化能力として表れている、宇宙の法則に対しての捧げ物として、
ご飯をいただく。
そして、食べること、食べ物、食べる人、食べる機能、
全てを可能にしている知識と、それを支えている意識的存在、
つまりバガヴァーンに対して、
そしてそれは他でもない、この私に対しての
捧げ物として、ご飯をいただくのです。
~~~~~~~~~~
ヒンドゥー教は、この宇宙の全て、あなたも私も神様なので、
もちろん食べ物も食べる人も皆神様です。
だから、アハマンナム(私は食べ物)で、
その次のマントラが、アハマンナーダハ(私が食べる者)なのです。
そんな、何でもかんでも神様って、何を信じていいか解らなくならない?
って一神教の人に聞かれそうですね。
あれもこれも多様な現象の全ては、物理とか生理、心理の法則の中で起きている。
法則とは知識に他ならず、ということは、全ての現象は知識の現れ。
知識は必ず、意識的な存在のところにある。
無数の多様な知識の存在は、ひとつの意識的存在に支えられている。
その、意識的存在ってどこにあるの?
それは、いまそこにあるあなたに他ならないでしょう?
だから、全てが神様なのです。
このことは、理解されるべきことで、
信じるべきことではありません。ヒンドゥーの教えとは信仰では無いのですよ~。
一神教のように、あなたとは違う、どこか別の場所にいる、
誰か別の人が神様だなんてことを、信じることを要求する、
そんな宗教ではありません。
じゃあ、全てが神様で、私も神様だったら、
ご飯を食べる前に、味見もせずに、バガヴァーンに捧げるとか、
寺院にいって、バガヴァーンの偶像にお祈りするとかって、
どういうこと?
と思われるのは自然なことです。
その説明は、最初にあるように、
ヒンドゥーの生活の隅々にまで渡っている、
「祈りのフォーム」とは、
「自分のどこをとっても、バガヴァーンとは別の存在では無い」、
と最終的に解る為の仕掛けなのです。
いきなりこんなこと言われても、深すぎますね!
2015年5月27日水曜日
2015年5月22日金曜日
2015年5月19日火曜日
2015年5月18日月曜日
ふわふわイドリー
この南インドのアシュラムでは、何年か前までは毎朝イドリーが出ていた。
南インド人にとってはそんなこと当たり前なんだけど、
長期コースで勉強しに来た北インド人や外国人にとってはキツイらしく、
「毎日イドリー食べられない症候群」で心身の健康を崩し、
コースを去っていく北インド人&外国人が続出したことから、
今まで何回も、ダイニングホールでのメニューの見直しがされてきました。
というわけで、今では朝昼晩3食とも、
とってもバラエティーに富んだメニューになっております。
とはいっても、後から来た人は「毎日一緒」とかあれこれ文句を言いますね。
「欲求と言うものには終わりが無い」という事実の表れですね。
特に食べ物など追究し出したら終わりがありません。
しかし、「食べ物をどんなに追究しても、何処にも辿り着かない」と気付いた人が
このようなところに来るべきなんですけどね。
でも、スワミジは、「なーんの心配も無く、ただ勉強に集中できるように」と、
生徒の要求するものは何でも与えるポリシーです。
住居も食べ物も、全部整えて、
一日中教えてくれる。
何も要求すること無しに。
こんな場所、今回のビッグバンからの創造で、後にも先もここだけです。
・ イドリー(ふわふわで小さかったので、今日は2個!)
・ 茹でピーナッツの炒め物
・ トマト&ココナッツチャツネー
・ ガンパウダー(胡麻、唐辛子などのソース)
・ ミルクティー
南インド人にとってはそんなこと当たり前なんだけど、
長期コースで勉強しに来た北インド人や外国人にとってはキツイらしく、
「毎日イドリー食べられない症候群」で心身の健康を崩し、
コースを去っていく北インド人&外国人が続出したことから、
今まで何回も、ダイニングホールでのメニューの見直しがされてきました。
というわけで、今では朝昼晩3食とも、
とってもバラエティーに富んだメニューになっております。
とはいっても、後から来た人は「毎日一緒」とかあれこれ文句を言いますね。
「欲求と言うものには終わりが無い」という事実の表れですね。
特に食べ物など追究し出したら終わりがありません。
しかし、「食べ物をどんなに追究しても、何処にも辿り着かない」と気付いた人が
このようなところに来るべきなんですけどね。
でも、スワミジは、「なーんの心配も無く、ただ勉強に集中できるように」と、
生徒の要求するものは何でも与えるポリシーです。
住居も食べ物も、全部整えて、
一日中教えてくれる。
何も要求すること無しに。
こんな場所、今回のビッグバンからの創造で、後にも先もここだけです。
・ イドリー(ふわふわで小さかったので、今日は2個!)
・ 茹でピーナッツの炒め物
・ トマト&ココナッツチャツネー
・ ガンパウダー(胡麻、唐辛子などのソース)
・ ミルクティー
2015年5月17日日曜日
2015年5月16日土曜日
2015年5月15日金曜日
2015年5月14日木曜日
パラーハーラ(エーカーダシーの食べ物)
今日はジェーシュタという名前の月の、
満月から数えて11日目の日、エーカーダシーです。
いつもの食事は摂らず、パラ(果物)・アーハーラ(食べ物)と呼ばれる、
宗教的な基準に沿った食べられるものが決まっています。
・ 茹でたジャガイモ(今日は皮を剥いてくれていた)
・ シャーマ(誰に聞いても何かよく分からない)
・ 茹でピーナッツ
・ 岩塩
・ 黒胡椒
基本は穀物と野菜、そして普通の塩やターメリックなどは摂りません。
コインバトールに来てからは、自分でフルーツなどを用意して食べていましたが、
今年からは、生徒の中の有志が、パラーハーラでありながら
腹持ちのするメニューをアレンジしてくれています。
エーカーダシーの食事制限をすることはプンニャですが、
エーカーダシーをしている人を助けることも、プンニャです。
より多くの人にプンニャを得る行為を広めたり、
プンニャを得る行為をする人を助けたりすることも、
プンニャであり、大きな社会貢献です。
このアレンジメントのお陰で、より多くの人がエーカーダシーをするようになりました。
私もすごく助かっています。
感謝感謝。。
満月から数えて11日目の日、エーカーダシーです。
いつもの食事は摂らず、パラ(果物)・アーハーラ(食べ物)と呼ばれる、
宗教的な基準に沿った食べられるものが決まっています。
・ 茹でたジャガイモ(今日は皮を剥いてくれていた)
・ シャーマ(誰に聞いても何かよく分からない)
・ 茹でピーナッツ
・ 岩塩
・ 黒胡椒
基本は穀物と野菜、そして普通の塩やターメリックなどは摂りません。
コインバトールに来てからは、自分でフルーツなどを用意して食べていましたが、
今年からは、生徒の中の有志が、パラーハーラでありながら
腹持ちのするメニューをアレンジしてくれています。
エーカーダシーの食事制限をすることはプンニャですが、
エーカーダシーをしている人を助けることも、プンニャです。
より多くの人にプンニャを得る行為を広めたり、
プンニャを得る行為をする人を助けたりすることも、
プンニャであり、大きな社会貢献です。
このアレンジメントのお陰で、より多くの人がエーカーダシーをするようになりました。
私もすごく助かっています。
感謝感謝。。
2015年5月11日月曜日
充実した毎日
毎週月曜日はクラスが9個もあるということに今日初めて気付いた。
6クラスはヴェーダーンタやサンスクリットを教えて、
3クラスは偉大な先生方に教えてもらっています。
さらに今月は、毎日2人ずつ生徒との面談があるので、
ゆっくりご飯を食べる時間がありません。
合間合間に、新しいサンスクリット文法書3冊を執筆・編集もしています。
もちろんほとんど自らこんな状況を作っているのですが、
私のペースでは、これぐらいが「充実!」でいいのでしょう。
合間合間に、新しいサンスクリット文法書3冊を執筆・編集もしています。
もちろんほとんど自らこんな状況を作っているのですが、
私のペースでは、これぐらいが「充実!」でいいのでしょう。
プージャスワミジの近くに住みながら、
毎日朝早くから夜遅くまで、シャーストラ(文献)にどっぷりの生活を送ることが出来るなんて、
毎日が幸せすぎて、楽しすぎます。
人生最後の日まで、毎日こんな感じだったらいいな!っておもう毎日です。
スペシャルなランチ |
・ ヴァダイ(輪っかになってない変な形のを引き受けました)
・ オクラのサンバル
・ バナナと豆のココナッツ炒め
・ パランタのようなチャパティ
・ 麦飯
・ 白いご飯
・ ココナッツとダールのパヤサム
2015年5月9日土曜日
2015年5月8日金曜日
2015年5月7日木曜日
ガネーシャ・プージャーの夜
今日はサンカタハラ・チャトゥルティといって、ガネーシャのプージャーです。
ラドゥーは毎回出ますが、今回はナツメヤシがありました。
ドバイから長年の生徒が来ていたので、もしかしたら彼らのお土産かもしれない。
プラサーダム
・ ラドゥー
・ 黒いひよこ豆
・ デーツ(干しナツメヤシ)
夕飯
・ 麦飯
・ ケチャリー
・ キャベツ炒め
・ ダール
・ ターメリック入りホットミルク
今晩のようにプージャーがある日は、多くの地元の人が参拝に来て、
帰りにダイニングホールで夕飯を食べて帰ります。
プージャ・スワミジの優しい方針で、
そういう人達こそに沢山のご飯を食べて帰ってもらうように、
ということで、今晩のような日は、沢山の量のご飯が用意されます。
お客さんや、周りの人の為にベストなものを受け取ってもらう。
このスワミジの貫き通している姿勢を、一生かけて少しでも多く真似して行きたいです。
ラドゥーは毎回出ますが、今回はナツメヤシがありました。
ドバイから長年の生徒が来ていたので、もしかしたら彼らのお土産かもしれない。
プラサーダム
・ ラドゥー
・ 黒いひよこ豆
・ デーツ(干しナツメヤシ)
夕飯
・ 麦飯
・ ケチャリー
・ キャベツ炒め
・ ダール
・ ターメリック入りホットミルク
今晩のようにプージャーがある日は、多くの地元の人が参拝に来て、
帰りにダイニングホールで夕飯を食べて帰ります。
プージャ・スワミジの優しい方針で、
そういう人達こそに沢山のご飯を食べて帰ってもらうように、
ということで、今晩のような日は、沢山の量のご飯が用意されます。
お客さんや、周りの人の為にベストなものを受け取ってもらう。
このスワミジの貫き通している姿勢を、一生かけて少しでも多く真似して行きたいです。
2015年5月6日水曜日
2015年5月5日火曜日
2015年5月4日月曜日
互いのお皿を満たしあう習慣
夕方はいつも、アシュラムの広大な敷地内にある、
テンプルにお参りに行って、ジャパをしてから、
プラサーダムを貰って、その足でダイニング・ホールに向かいます。
たまにプラサーダムがあまり残っていなかったら、
他の人達の為に残して、ちょっとだけか、または「見るだけ」にします。
デーヴァター達は、お供えを「見るだけ」でおなかがいっぱいになるそうです。
そうやって、手ぶらでダイニング・ホールに行くと、
周りの人が、「プラサーダムは?」と聞いてきます。
特に何も答えずに笑顔だけで返すことにしていますが、
気を遣って、私のテーブルにプラサーダムをちょこっと置いてくれたりします。
こういうインドの日常って、将来インドから離れて暮らした時に、
とても懐かしくなるんだろうなぁーって思います。
・ 夕飯サンバル
・ 麦飯
・ バナナのプラサーダム
テンプルにお参りに行って、ジャパをしてから、
プラサーダムを貰って、その足でダイニング・ホールに向かいます。
たまにプラサーダムがあまり残っていなかったら、
他の人達の為に残して、ちょっとだけか、または「見るだけ」にします。
デーヴァター達は、お供えを「見るだけ」でおなかがいっぱいになるそうです。
そうやって、手ぶらでダイニング・ホールに行くと、
周りの人が、「プラサーダムは?」と聞いてきます。
特に何も答えずに笑顔だけで返すことにしていますが、
気を遣って、私のテーブルにプラサーダムをちょこっと置いてくれたりします。
こういうインドの日常って、将来インドから離れて暮らした時に、
とても懐かしくなるんだろうなぁーって思います。
・ 夕飯サンバル
・ 麦飯
・ バナナのプラサーダム
2015年5月3日日曜日
2015年5月2日土曜日
土曜日(シャニ)のプラサーダムは、厄除けゴマ
土曜日は、サンスクリット語で「シャニ・ワーサラ(शनि-वासरः [śani-vāsaraḥ])」。
インド占星術では、このシャニと呼ばれる土星を司るデーヴァターに目を付けられると、
仕事・家庭などがうまく行かず、時間がかかる。と言われています。
シャニの影響を軽減する為によくある方法が、
土曜日に胡麻で作った食べ物を人々に施しで与える、
というものです。
香ばしい上に、栄養満点 |
ゆえに、ここのアシュラムでも、土曜日はいつも胡麻入りお米のプラサーダムです。
2015年5月1日金曜日
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